分かりやすい塗り替えの目安・チョーキング現象とは?
カテゴリ:塗料の紹介
2021年7月9日 2021月07月25日
はじめまして 代表の冨高です。
おかげさまで 創業してから30年になりました。
最近では、OB様の2回目の外装リフォーム工事が多くなりました。
本当にOB様のおかげで 感謝の気持ちを込めて施工させていただいております。
外装リフォーム専門店として 30年間の実績、経験を生かし、これからも一人でも多くのお客様に【コトブキ外装サービスにお願いしてよかつた】(^▽^)/と言っていただけるよう 社員一同お住まいの外装リフォームに真撃に向き合ってまいります。
今後とも格別のご支援、ご愛好を賜りますよう宜しくお願いいたします。
本日は、お住いの塗装工事について
塗り替えの目安をまとめましたので 参考にしていただけたらと思います。(#^^#)
チョーキング現象
表面塗膜「樹脂」が経年劣化して指で壁をこすると白い粉が付着することです。
1 チョーキング現象と飛び込み営業の方に言われたことが有りますか?
2 手に粉が着くので 外壁塗装を早めに施工をお勧めしますけど?
3 反り、ひび割れ、藻、苔、外壁の劣化を指摘され 見積もりを取りますか?
チョーキング現象の確認
1 築年数の確認
2 建物全体に発生しているか 部分的に発生しているのか確認する。
通常ですと、太陽光の当たりやすい南側が劣化が早い
3 サイディング表面塗装の退色やチョーキングの症状を確認
4 既存のサイディングの表面塗装の種類を確認
5 塗膜のワレ、ふくれ、はがれ等がないのか確認
チョーキング現象とは サイディング壁、モルタル壁、板金塗装、ガルバニウム鋼板塗装、塗膜レベルによっては異なりますが 8年~10年位すると防水機能が低下しますと 必ず発生する劣化症状です。
チョーキングを放置していますと 外壁材の防水性能の低下し 外壁材に水分を吸収して取り返しのないことになる場合が有ります。
新築8年~10年位しましたら お住まいの外装劣化診断士にご相談してもいいですが、まず正しくチョーキング現象理解してもらい 適切にメンテナンスを行うことが必要です。
基礎知識について確認方法、原因、塗装の必要性を説明したいと思います。
確認方法 チョーキング現象とは何?
チョーキング現象は、外壁の防水性能を確立している劣化症状です。
外壁を手で擦ると 白い粉がチョークのように付着するため、チョーキング(チョーク)ここからチョーキング現象と言われています。
白い粉は塗料の顔料で 劣化していくほど顔料がたくさん手につくようにります。
チョーキングのレベルによっては 着き方が変わりますが、このような状態になりますと 再塗装のサインと思ってください。
チョーキングの原因として
紫外線による影響が主な原因ですが (建物蓄熱断熱、環境条件塩害、施工不良)の場合も考えられます。
太陽光(熱、紫外線)や雨水などの影響により サイディング表面塗膜の表層から徐々に経年劣化を起こします。
外壁面の東西南北や地域条件、環境条件、雨水のかかり方などで経年劣化の程度は異なりますが、有機塗膜においては この現象は避けることはできません。
雨水のはね返りや伝い水が常時起こ部位や表面の結露を繰り返す外壁面は経年劣化が早くなります。
紫外線による原因として
外壁に紫外線が当たることで塗膜が分解されチョーキング現象が発生します。
塗料は顔料も樹脂などで構成され紫外線により顔料が分解して塗装の表面に出てくる様になり 、特に日当たりのよい南側の2階やベランダなどの進行が早いのが特徴です。
紫外線が原因によるチョーキング現象は 塗料の耐用年数によって異なります。
チョーキング現象になる初期
日本ペイント ウレタン塗料 5年位~8年位
日本ペイント シリコン塗料 8年位~10年位
日本ペイント ラジカル塗料 8年~10年位
日本ペイント フッ素塗料 10年位~12年位
AGCフッ素 フッ素塗料 15年位~18年位
塗料種類の塗り替え目安として
日本ペイント ウレタン塗料 8年位~
日本ペイント シリコン塗料 12年位~
日本ペイント ラジカル塗料 12年位~
日本ペイント フッ素塗料 15年位~
AGCフッ素 フッ素塗料 20年位~
15年経過してもチョーキングが出ない塗料が有ります。
AGCルミステージフッ素塗料は最高級塗料です。
フッ素樹脂って? 実はAGC旭硝子が世界で初めて開発した塗料ですよ
弊社施工現場 浜松市北区三ケ日町 I様邸
チョーキング現象がないです。
施工不良の原因として施工不良によりチョーキング現象が早める場合が有ります。
塗料の撹拌不足で施工、塗料の規定より薄めて施工しますと、1年~3年位といった耐用年数よりも早いタイミングでチョーキング現象が発生します。
塗料の耐用年数の目安より早い段階でチョーキング現象が発生する場合、施工不良の原因も考えら 専門業者、施工業者に確認が必要です。
環境条件による原因として
海沿いや工場地域帯などの酸性の強い環境は 塗料の耐用年数よりも早くチョーキング現象が発生する可能性が高いです。
環境によって 本来の塗料の耐用年数よりも早く劣化しますので塗料とは 樹脂、顔料、添加剤の3つで構成されています。
そのため 海沿いや工場地域帯など酸性の強い環境条件ですと塗膜の劣化が早まり チョーキング現象が発生します。
チーキング現象の確認方法について
まず外壁を手で擦ってください。
外壁を手で擦りますと、チョーク粉のような白い粉が手に付着した場合チョーキング現象がすでに発生しています。
段階として 軽度、重度なのか 粉の付き方で判断してください。
また初期段階でチョーキング現象が発生してない場合として塗料の色褪せ、苔、カビ、藻が発生していないか自分で判断してください。
自分で判断できない 屋根スレート等は 専門業者に確認が必要となります。
水をかけて確認方法もあります。
チョーキング現象が発生していますと 水をかけますと外壁材に水分が吸収しますので 現状の色より濃くなります。
このような状態になっている場合は防水機能がかなり低下していると思われます。
チョーキング現象の発生しやすい箇所として
チョーキング現象は太陽の紫外線の影響が一番です。
そのため日当たりのよい箇所 特に南側のベランダの外画の外壁面、建物の構造にもよりますが軒先が無いことで紫外線に当たる時間が多いことです。
チョーキング現象を確認する箇所として、ベランダ、バルコニー 外壁材の外壁南側が一番わかりやすい箇所と思います。
チョーキング現象をそのままについて
チョーキング現象を放置すると 外壁材、防水の低下になります。
大切な防水シーリング箇所の切れるのが早くなる場合もあります。
外壁材の防水機能が低下しますと 外壁材が水分を吸ってしまい苔、カビ、藻が発生するようになり 建物の美観も損ないます。
水分を吸収するようになりますと外壁材が反ったり、細かなひび割れが発生します。
チョーキング現象が無い?分かりずらい塗膜も…
現場塗装してリシン吹付模様、ジョリパット吹付、コテ模様の外壁はチョーキング現象が発生しない?
分かりづらいので注意してください。
石粒と樹脂を混合したものを吹付て模様を出しているため、チョーキング現象が発生しないからと言って そのままほっとくと、リシン壁、ジョリパット場合ですと 外壁材のサイディングボードのひび割れ、膨れ、塗膜の剥離
補強止めした釘の浮き、防水機能低下してシーリング箇所がキレて雨漏りにもつながることもあります。
お自身で塗料の耐用年数を確認して 再塗装の目安を一度確認が必要となります。
チョーキング現象 まとめとして( ^)o(^ )
チョーキング現象について 簡単ですがご説明させて頂きましたがご理解していただけたでしょうか(・・?
チョーキング現象は塗膜の劣化症状であり、一番わかりやすい 外壁塗装工事の塗り替え目安として、最適な目安となります。