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代表冨高の施工ブログ

ニチハ製パミールによる層状剥離と釘の錆状況の屋根診断を行いました。

カテゴリ:旧浜松市西区, 現地調査診断

2021年7月10日 2021月07月25日

屋根スレート材 メーカー ニチハ 商品名パミール

屋根カバー施工が年々増えている現場が パミールのカバー施工です。
*はっきりと言いますが 塗り替えは無理です>(*_*;

ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール
ニチハ製パミール

築15年 改修歴 0回

屋根の診断依頼され 確認してきました。

ニチハ 湿式製法で開発された 商品名パミールでした。(新築仕様に商品名記入も確認 アスベスト含まない商品を確認)

スレート瓦分野では2000年 前後から石綿を使用しない ノンアスベスト型が主流になった。

メーカーニチハさんは 早くからその流行に対応し、1996年に無石綿品のパミールを発売した商品でした。

業界で問題になっている内容として 層状剥離と釘の錆による屋根材の落下が全国でトラブルになっている商品です。

この上部の写真でも わかると思いますが 層状の剥がれがひどい為、表面に塗装しても、層状内部から剥がれが出ますので1年過ぎれば 塗装塗膜が剥離すると思います。

10年位ですと 下地処理後、ひび割れ 剥離所の後、屋根塗装している業者がいますが 当社は必ず屋根材を確認してから塗り替えさせてもらいます。

場合によっては 10年以内でしたら メーカーと新築を請負会社と確認して頂くケースも有りました。

この商品は2008年に販売中止しています。

問題になるメカニズムは やはり上部写真でもわかるように水が流れてきている箇所が有り 吸収率19% 他社メーカー ケイミューのコロニアルは9%で釘が腐食して錆びて 夏季節は表面80° 反対側のくぎの先端は小屋裏空間で冷やされると40℃、この温度差で結露が生じて 釘が錆びると見解したようです。

推定結果 パミールの吸収率の高さに起因する 夏型結露が原因です。

昨年の台風24号で飛散して近隣の窓ガラスが割れた事故もあるようです。

場合によっては人身事故になっていたら 怖いですね

当社は改修計画として お施主様に 説明後、葺き替えを進めましたところ、お施主様も納得され 築15年経過していますと 保証は無理ですので早く専門会社にメンテナンスを依頼していればと  【知らない業者で塗装している場合が有るケースも有ります。】

当社も、この商品の事を 全国に業界の仲間がいまして 情報交換の場で知りました。

2010年 11月5日 メーカーニチハが ラストバー釘、屋根材パミール、付属品に関するお詫びとお知らせをプレスリリースを発表、11年の3月決算で、パミール用釘一部不具合に対する処置費用として27億円を特別損失の発表しました。

ニチハと言えば 外壁建材、屋根建材 国内で70%の扱っている会社ですから、今後、開発されていまして 本当に優れた商品が有りますので 心配ないと思います。

当社も、ニチハ静岡営業所の方にも メーカー調査以来も来ていただく事も有り 外装リフォーム相談もさせてもらう事も有ります。

お住まいの屋根診断、外壁診断、ベランダ防水診断、雨漏り診断の事でしたら、是非、お任せください。

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