短納期かつ低コストを実現した屋根カバー工法
屋根カバー工法(屋根重ね葺き)とは?
古い屋根を撤去し、下地調整を行い新しい屋根を施工する屋根の葺き替え工事と異なり、カバー工法は既存の屋根をそのままに、上から防水シートなどでルーフィングを行った後に新しい屋根を施工する工法を指します。
カバー工法では屋根材はガルバリウム鋼板が多く用いられています。
近年、素材や工法の開発で軽量化が進み、また、意匠を凝らした部材も多く市販され、美観もワンランクアップした仕上がりが期待できます。
屋根カバー工法のメリット
- 廃材が出ない(既存の屋根を撤去しない)ため、安価かつ短工期
- 遮音性の向上
- 工事中も普段通りの生活が可能
状態にもよりますが、葺き替えに比べ約3分の2程度の費用で済みます。特にアスベストを含む屋根材の廃棄はコストがかさみます。
また、構造が2重になるため、遮音性が向上し、室内が静かになる場合もあります。葺き替えと異なり、屋根を撤去することはありませんので、工事中も普段通りの生活でお過ごしいただけます。
屋根カバー工法のデメリット
- 瓦屋根は原則施工できない
- 野地板(屋根の下地材)が劣化酷い場合は施工できない
- 若干の重量アップ
既存の屋根が瓦屋根の場合は、施工はできません。また、屋根の下地材である野地板とよばれる木材が、経年や雨漏りによる劣化が進んでいる場合も、カバー工法は適しません。屋根の葺き替えをおすすめいたします。
カバー工法の構造上、屋根が重ねて葺くため、重量はアップしてしまいます。おおよその目安ですが30%ほど重量がアップするとお考え下さい。屋根の重量は耐震性に影響を与えますが、通常は30%ほどの増加は問題ないと考えております。
※メーカーも重量を計算して商品化しています。
安心・うすい・丈夫なC/guard
当社C/guard施工例
当社では平板スレート屋根のお住まいで、カバー工法をご検討のお客様には昭和電工グループの会社が開発・販売しているC/guardという製品を特におすすめしています。
C/guardは錆に強いガルバリウム鋼板の上に有機骨材を混ぜ、ポリエステル塗装を施し焼き上げられた鋼板「ネオマット」を使用した屋根材です。酸性雨や紫外線に強く、優れた対候性が実証されている素材です。
大きな特徴として、既存の屋根にビスなどで穴を空けず専用の接着剤で施工するため、既存の屋根を傷めず雨漏りのリスクも低減します。
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