タスペーサーって何?
2025年6月27日
この記事を書いた人
住宅外装サービス部 営業サポート
高宮 彰太
趣味はサッカー観戦(主にテレビ観戦)、コーヒーショップ巡りです。
所有資格:窯業サイディングメンテナンス診断士・有機溶剤作業主任者・フルハーネス型墜落制止用器具特別教育修了証

こんにちは!!
コトブキ外装サービス 営業サポートの高宮です✨
先日ご紹介したミサワホームの戸建て住宅で使用したタスペーサーについてご説明します。
タスペーサーとは株式会社セイムが製作・販売している商品名のことで、これを使用して屋根材と屋根材の間に隙間をつくる作業のことをタスペーサー工法と言います。
屋根塗装をすると屋根材の重なり部分が塞がってしまうため従来はカッターや皮スキで隙間を開けていました。タスペーサーが登場したことにより、施工時間の短縮、十分な隙間の確保ができるようになり、屋根塗装の現場ではよく使われるようになりました。
上記の図のように屋根材の下には防水シートが敷いてありますが、浸入した雨水や湿気が滞留してしまうと劣化が進み、木部の腐食や雨漏りにつながる恐れがあります。そのようなことを防ぐためにも重なり部分には隙間が必要です。
屋根材と屋根材の間に隙間をつくるタスペーサー工法ですが、すべての箇所に差し込むわけではありません。
屋根材の劣化による反りなどで4㎜以上の隙間があるところは差し込んでもとれてしまうため取付の必要はないのです。
屋根の上という不安定な場所で4㎝ほどの部材を適切なところへ取付するのは簡単な作業ではありませんが、当社では必要なところ、必要ではないところをしっかり判断して施工しますので塗装後も安心してお過ごしいただけます。