少し珍しい工事⁉ ただすごく大事な仕事です。
2022年7月8日 2022月07月09日
こんにちは、工事部の内山です。
今週より磐田市西貝塚のS様の屋根外壁塗装工事が始まりました。
足場工事を終えて屋根外壁の洗浄工事も無事完了しました。
この様に書くといつもの塗装工事の流れです。
ただこのS様のお宅は足場工事と洗浄工事の間にとても大事な工事をさせて頂きました。
こちらが足場設置前のS様宅です ↓
もう少し近づき玄関周辺を見ていきますとこの様な感じでした。
もうお分かりだと思います。
そう蔦(ツタ/アイビー)です。
これを処理しないと塗装工事が出来ません。
ALCの外壁にもビッシリ張り付いていました。
平らな軒天面まで伸びています。
住宅が蔦で覆われていると、グリーンカーテンと呼ばれ見た目がお洒落れだったり外壁や室内の温度を抑えられるという良い面もあります。
しかし蔦は驚くほど繁殖力が強い植物です。どんどん増えていざ取ろうとするとても大変です。そして一度外壁に張り付いた蔦は自然に無くなることはありません。 なので住宅にとってはデメリットも色々と発生します。
蔦があるデメリットをいくつか紹介しておきます。
①外壁の劣化や破損に気づきにくくなる。
②無理に撤去すると外壁の表面(塗膜含む)を傷めてしまう。
③傷ついたり破損した箇所から雨水が入り込むと雨漏りの可能性が高くなる。
④エアコンの配管や給湯器などに入り込むと機器の故障の原因になる。
⑤毛虫の発生や虫の通り道、あとハチの巣が出来やすくなる。
等、生活する上で不安や不快に繋がる場合が考えられます。
S様に今の状況と撤去方法をご説明させて頂き、蔦を全面撤去させて頂くことになりました。
蔦の撤去作業ですが、まず蔦全体をよく濡らします。そして「スクレーパー」「カワスキ」と呼ばれるヘラのような道具で、外壁にこびりついたツタを剥がしていき鉄ブラシを使って除去していきます。
なるべく外壁を傷つけないように気をつけて丁寧に作業をしていきます。
蔦のツル部分は比較的簡単に取ることが出来ます。
そして蔦除去において大きな問題が「気根(きこん)」と呼ばれる根の処理です。
これが本当にやっかいです。
蔦は非常に生命力が強い植物です。カワスキで剥がしただけでは気根までは消滅しません。 蔦の根は外壁の中まで入り込みます。
植物全般にいえることですが根が残っていると水分と日光でまた成長していきます。
極力 蔦を消滅させるため、状況に応じてバーナーを使って焼き切っていきます。
蔦の気根をバーナーで焼いたあとです。↓
残った焦げカス部分をワイヤーブラシにて少しづつ削り落としていきました。
そして
こちらが蔦 撤去後の写真です ↓
蔦の跡はまだ残っていますが、塗装工事する上で一番影響のある塗布面の凹凸はほぼ無くなりました
この後高圧洗浄を行い(この写真は高圧洗浄前のものです)順に塗装工程を進めていきます。
この後S様のお宅がどのようになっていくのかとても楽しみです。
あとコンクリート系にお住まいの方が知っておいた方が良いことがあります。
蔦は壁に付く時、根から酸を出してコンクリートのアルカリを中和しながら伸びていくと言われています。 コンクリートはアルカリ性の状態で耐性を保ちます。中性になると当然 脆(もろ)くなっていきます。 コンクリートの中性化はコンクリートの劣化に繋がります。 コンクリート製住宅にお住まいでもし外装(外壁、屋根)に蔦があるならば、早めに撤去を検討することをお勧め致します。
S様の蔦除去とそれ以外の工事内容はこちらへ
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