ツヤ有り、ツヤ無し どちらが良い⁉
2022年7月23日 2022月07月23日
こんにちは、工事部の内山です。
私たちが日頃一番多く扱っている物、そうそれは間違いなく「 塗料 」です。
塗料というは本当に種類の多い工業製品です。
ですので様々な分類方法が存在します。
その分類の中の一つに「 艶(ツヤ) 」があります。
艶というのは普段の生活でもよく感じるものではないでしょうか。肌とか魚や野菜等の食べ物とか、塗料に限らず身近に意識する機会が多いと思います。
少しですが塗料の艶について書きますね。
塗料には、艶有りと艶消し(艶無し)が存在します。
塗料を選ぶ際に何気なくご自分の好みで選ばれる方もいらっしゃると思いますが、機能的な部分に目を向けて艶の度合いを選ぶと、より効果的な外壁や屋根塗装が出来ます。
塗料は基本、艶があります。一部吹き付け用のリシンなどは艶がない艶消し塗料も存在しています。ただ殆どの多くの塗料は艶有り仕様が一般的です。艶消し塗料が必要の場合はメーカーから艶消し仕様の塗料を発注します。この場合は製造段階で専用の艶消し添加剤が使用されます。 他にも艶有り塗料の艶を意図的に消したい場合は、フラットベースという艶消し剤を使って艶を落とす方法もあります。フラットベースを混ぜた塗料を塗りますと、塗膜の表面が細かい凸凹(でこぼこ)な形状になります。この形状が光の反射を調整させ艶がなくなって見えるという仕組みです。ただ大事な事として、本来ある艶を意図的に消すので若干ですが耐久性は落ちてしまうデメリットがあります。
この様に艶は塗装工事においてとても重要な役割を持っています。
例えば
「屋根塗装に適した塗料の艶はどちらが良いでしょうか?」
と尋ねられましたら
屋根塗装の場合お勧めする塗料は「 艶有り 」です。とお答えします。
( ↑ は金属製屋根に艶有り塗料を施工中です。)
理由の一つにまずは耐候性が高いということ。そして塗りムラも起こりにくいので仕上がり良く見えます。あと艶有りの方が親水性と防汚性に優れているので汚れに対して効果的です。
屋根には上から降ってくる雨はもちろん、ホコリ、チリ、ゴミや鳥の排泄物などによりとても汚れやすい場所です。しかし場所的に定期的な清掃はほぼ無理です。なので艶有り塗膜で屋根を覆えば親水性も高まり、雨が降るたびに汚れを落としてくれます。艶有り塗料の方が屋根の美化をキープさせる事が可能です。
では艶消し(艶無し)での仕上がりはどうでしょうか。艶消し塗料は性質上、艶有り塗料より塗膜の仕上りが凹凸になります。なので汚れが付着しやすくなり綺麗な屋根をキープさせる事がとても難しいです。
(親水性についてはまた改めてお伝えしたいと思います。)
なので私は特に屋根塗装では機能面を優先して艶有り仕様をお勧めしています。
ただ色や艶は人それぞれ好みがあります。艶消し(艶無し)は光の反射が少なかったり、落ち着いた雰囲気を感じられたりと良い面ももちろんあります。なので塗装をする際は好みと用途を併せて専門家に相談しながら考えて頂ければ良いと思います。
( ↑ 塗り板(カラーサンプル)の裏側です。5分艶、3分等艶、艶消、など塗料の艶は複数存在します。)
この様に塗料の事、屋根の事、些細な事かな⁉と思っていることでもお悩みや疑問等がございましたら
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